from london
ロンドン在住16年目
編集者歴23年のマダムが 旬のロンドン情報を お届けします♪ ロンドンのガイドブック 『歩いてまわる 小さなロンドン』 を出版しました。 ライフログ
カテゴリ
全体 UKグルメ:欧風 UKグルメ:和風 UKグルメ:亜細亜 UKグルメ:印度風 UKグルメ:中東風 UKグルメ:中南米風 すてきパブ&バー ロンカフェ 友達とGO OUT ラブリー・イベント にぎやかな週末 D.I.Y.な週末 ちょっとお出かけ ハムステッド・ヒース ミュージック&レビュー お仕事 ワクワクするもの ちょっとスピ系 伝えたいこと ごあいさつ ホリデー:パリ ホリデー:ベルギー ホリデー:日本 ホリデー:マラケシュ ホリデー:スイス ホリデー:ベルリン ホリデー:イスタンブール ホリデー:ブダペスト 未分類 以前の記事
検索
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
フォロー中のブログ
英国運河をナローボートで... ◆Cinq*Etoiles◆ LONDON=TOKYO... ロンドン・アート・いろんな話 セーヌ河 イギリス ウェールズの自... Galettes and... プティ・リス日記 旅するアラフォー独身会社... ロンパラ!(LONDON... 沖縄ちゃぶちゃぶ日記 大阪での私の日常 serendipity ... London Scene It's now or ... イギリス*エニッキ にじいろ日記 A Little Spi... ブログジャンル
画像一覧
|
Kの仲間たちと一緒にアーチウェイ駅近くのガストロ・パブ、St John'sへ。
この日は久しぶりにスティーブ&レネに会う。彼らは9月にトバゴ島で結婚式を挙げたばかりの新婚さんである♪ Kと私も式に招待されてはいたものの、トバゴ島に2泊3日で行くわけにもいかず……仕事のため断念。比較的自由がきくトニーやニックなどのミュージシャン仲間たちはカリブの海にたわむれる素晴らしいときを過ごしたようだ。スティーブもレネもUKやUSAで生まれ育ってはいるが、ルーツはカリビアン。トバゴにも親戚たちがたくさんいるらしい。 スティーブは、弟でドラマーのピートと一緒に、長らくシンプリー・レッドのツアー・メンバーをしているベーシストであり、ふだんはピートと一緒に音楽プロデュースの仕事をしている。この夏もヨーロッパ・ツアーで忙しくしていたみたいだが、やっと落ち着いたようだ。来年はシンプリー・レッドも解散だっていうから、その後はもっとロンドン・ベースの仕事が増えるのかなぁ。 奥さんのレネは、遠恋をしていたアメリカから、去年移住してきたばかり。シンガーでもあり、TVプレゼンターとしても活躍してきた彼女は、現在就職活動中。「番組制作の求人を見つけて面接に行っても、仕事内容はたいがいポルノ関係なのよね〜」とため息をつくレネ。そうか……。納得のいく仕事が見つかるまで時間がかかりそうだけど、ぜひともがんばってほしい。 スティーブ&レネほどではないが、Jazz Cafeのマネージャーのリサに会うのも久々だ。職場でオーナーの交代劇があった去年は仕事のことでかなり悩んでいたようだが、音楽大好きの彼女のこと、辞めずにがんばってよかった♪ そして今日は最近盛大な誕生日会をした校長先生のビアタも一緒だ。 途中まで非常に楽しく会話が進んでいた。それが、どこからか雲行きが怪しくなってきた。どうも、Kが「女は男のステータスのために結婚する、男は愛のためだけにパートナーを選ぶ」ということをいい始めてからのようだ。。。これは統計的に正しいのだ、とKが主張すれば、女たちはそんなことはない、相手のお金のためにパートナーを選ぶ男もいる、と反論する。「統計が統計が統計が」とまくしたてるKに、「統計は統計方法と意図によって結果はいかようにもなるので信憑性がない」と女たちが反発。「いやいや僕は複数の統計を見たので間違いはない」とK。「じゃあ、その統計ソースと統計方法と統計対象をここに提示してみなさいよ」——。なごやかな雰囲気はどこへやら。白熱していく議論に、気さくだったお店の人もだんだん遠巻きになり、テーブルに近づいてこなくなっちゃった。あちゃー。 図式はK vs 女3人の様相を呈してきて(スティーブは何度かとりなしを試みるが失敗、外国人の私は会話の流れを追っていくのが精一杯)、誰も妥協しようとしないし、誰もやめようとしないので、議論はエスカレートするばかり。どこまで行っても、誰一人として自分の意見を掲げた看板を降ろそうとしない。日本人の私は仲介するのは大得意だが、英語でここまで展開が煩雑になっちゃうと会話のディテールを聞き逃している可能性もあるので、下手なことは言えなくなる(しかもイギリス英語、カナダ英語、アメリカ英語、ポーランド訛り英語のミックス)。 いい加減みんな疲れてきて・・・なんとなく収束へと向かい、帰り際はみんなふつうに会話し、ふつうに挨拶をかわして帰ったけれど、まれに見る後味悪い夜だったのであった。Kはふだんはジョークを連発する温厚なイギリス人で、一度しか会ったことのない人は必ず「やさしそうなダンナさんね〜」と言ってくださるのだが、じつはものすごく堅固な世界観と強い意見を持っており、ふとしたきっかけで突然歯に絹きせぬ物言いをする気性の激しいエセックス・ボーイへと変身していてびっくりすることがある。一度言い出すと後へ引かない(引けない)のだ。そういうところ、なんとか年とともに丸くなってほしいなぁと願う、事なかれ主義の日本人妻なのであった。 でも、あれ? ってことは、Kの統計論だと、私はKのステータスのために結婚したってこと? それでいいんですかい、Kさん? St John's 91 Junction Road London N19 5QU イイネー!と思った方は、ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村 にほんブログ村
by vallerfish
| 2009-11-03 23:45
| 友達とGO OUT
|
ファン申請 |
||