from london
ロンドン在住16年目
編集者歴23年のマダムが 旬のロンドン情報を お届けします♪ ロンドンのガイドブック 『歩いてまわる 小さなロンドン』 を出版しました。 ライフログ
カテゴリ
全体 UKグルメ:欧風 UKグルメ:和風 UKグルメ:亜細亜 UKグルメ:印度風 UKグルメ:中東風 UKグルメ:中南米風 すてきパブ&バー ロンカフェ 友達とGO OUT ラブリー・イベント にぎやかな週末 D.I.Y.な週末 ちょっとお出かけ ハムステッド・ヒース ミュージック&レビュー お仕事 ワクワクするもの ちょっとスピ系 伝えたいこと ごあいさつ ホリデー:パリ ホリデー:ベルギー ホリデー:日本 ホリデー:マラケシュ ホリデー:スイス ホリデー:ベルリン ホリデー:イスタンブール ホリデー:ブダペスト 未分類 以前の記事
検索
その他のジャンル
最新の記事
ファン
記事ランキング
フォロー中のブログ
英国運河をナローボートで... ◆Cinq*Etoiles◆ LONDON=TOKYO... ロンドン・アート・いろんな話 セーヌ河 イギリス ウェールズの自... Galettes and... プティ・リス日記 旅するアラフォー独身会社... ロンパラ!(LONDON... 沖縄ちゃぶちゃぶ日記 大阪での私の日常 serendipity ... London Scene It's now or ... イギリス*エニッキ にじいろ日記 A Little Spi... ブログジャンル
画像一覧
|
「陶器のスークに行きたい」
その日マダムは、Kにそのように宣言し、地図を手渡した。スークとはさまざまな雑貨や工芸品を売っている「市」の一般名称で、マラケシュのスークはジャマ・エル・フナ広場の北側に、迷路のごとく有機的な広がりを見せている。 絨毯や革製品、陶器にスパイスなど、ジャンル別にストールが固まっているのだが、陶器のスークはジャマ・エル・フナ広場のすぐ近くにあり、本来迷ったりすることなどない場所にある。。。はずなのだが、私たちはリヤド(ホテル)からの近道をとり、フナ広場を避けて行こうとしたため、とんだ迷路を歩くことになってしまったのだ。。 ちなみに、Kに手渡したのはタイムアウト誌が発行しているマラケシュのガイドブックに掲載されている地図で、そんなに詳しいわけではない。サトちゃんに借りた1999年版の(!)『地球の歩き方』のほうが親切な地図だったが、その日は宿に置いてきてしまった。。 途中、スパイスやハーブのスークや 絨毯屋が集まるスークなどを抜けていくも どうしても陶器のスークに行き着くことができない(泣)。 マラケシュの町では、売るべきものがある地元民なら、外国人観光客にはまず100%の確率で話しかけて来る。まぁ、彼らにしてみれば半ば挨拶のようなものなのだろうが、これにすべて応えていると、こっちの身が持たない。適当にあしらえばいいと思うのだが、なんとKが、「要らないよ」とか「間に合ってるよ」とか、これにいちいち応えているのには驚いた(笑)。しまいには「うるさい!」といって怒ってしまってたけど、そんなに律儀に応える必要ないのにね(笑)。 といっても、地元民の声は、ときに素晴らしい助けにもなる。例えば観光客が行くべきでない方向へ行きかけると、「そっちは違う方向だよ」とか、「そっちは広場じゃないよ」とか、必ずどこからか声が飛んでくる。いちばん有り難かったのは、「道の右側を歩こうね」という声。マラケシュはどうやら歩行者は右側通行らしく、最初、知らなかった私たちは何度バイクにぶつかりそうになったことか(笑)。 道路には気まぐれにしか名前が付いていなかったのと、タイムアウト誌の地図がちょっといい加減だったのとで、私たちはさんざん歩かされ、革製品のスークから抜けられなくなったあたりで、もう方向感覚が麻痺してきてしまった。 そこへ突如現れた救世主が、ベン・ユーセフ・モスクのすぐ脇にある マラケシュ博物館 。入り口をすぐ入ったところにこぎれいなカフェがあったので、助かった! サンドイッチと絞りたてオレンジ・ジュースでほっと一息、疲れた足を休ませる。 この平べったいアラビア・パンは、どうもモロッコの主食のひとつであるらしい。町角にたくさんあるキオスクみたいな店でフランス・パンと一緒にいっぱい売られているのだ。 さて、カフェで一服し(博物館には入らず 笑)、再度、陶器のスークを目指して出発。でもやっぱり、どうしても辿り着けず、道先案内人のKが匙を投げてしまったので断念(泣)。この写真は陶器のスークのものじゃない別の場所のだけど、見れば見るほど興味津々。何かモロッコ陶器を買って帰りたかったなぁ。。 Kは、知らない土地でもちょっと歩くとすぐに土地勘を得て、自由自在に街歩きできる人なのだけれど、スークの迷路はそんなKにもお手上げだった。もしもK抜き歩くとしたら、私は自信がないのでまずフナ広場まで来て、そこから慎重に道を選んで進むのだが(笑)、今回はKの采配で歩いたのでここまで。 とはいえ、スーク歩きの面白さやドキドキ感も存分に味わえたので、それはそれでよかったかな。世界最大とも言われるマラケシュのスークは、細い道が毛細血管のように広がり、今でも少しずつ増殖しているかのよう。まるでスーク全体が生きて呼吸をしているかのようなのだ。ほんと、その魅力(魔力?)を堪能しました。 イイネー!と思った方は、ぽちっとお願いします♪ にほんブログ村 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
by vallerfish
| 2010-12-23 14:36
| ホリデー:マラケシュ
|
ファン申請 |
||